2002/05/08
総務省、5GHz帯無線データ通信の屋外利用を解禁へ
 
 総務省は、情報通信審議会から、「5GHz帯無線アクセスシステムの技術的条件」について、実現すべき無線アクセスシステムの技術的条件及び既存システムとの周波数共用条件について答申を受けたと発表した。総務省では、この答申を踏まえて、関係省令の整備を行う予定。

 無線アクセスシステムについては、2.4GHz帯や準ミリ波・ミリ波帯(22/26/38GHz)等を利用したシステムのほか、屋内用の5.2GHz帯無線LANシステムが既に認められている。

 今後、駅前、公園、街角などホットスポットでのインターネットアクセス(NWAサービス)、住宅、マンションなど家庭でのインターネットアクセス(FWAサービス)における5GHz帯無線アクセスシステムの利用に強いニーズに答えるため、必要な技術的条件について答申を受けたもの。

 答申では、周波数帯は4900〜5000MHz、5030〜5091MHz、1チャネル当たり20MHzで計7チャネルを配置し、データ通信速度は20Mbps以上を実現する。

 また、チャネル当たり10MHz/5MHzの狭帯域チャネル(データ通信速度は10Mbps / 5Mbps以上)についても導入可能としている。

<コメント>
技術的な問題よりも省令による他の電波利用との干渉により滞っていた5GHz帯の無線利用。技術的な課題は少ないだけに、認可されればADSLを越える無線アクセスが実現することになる。

関連リンク:総務省の発表リリース
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