富士通研究所は、無線LANやIMT-2000等の移動無線網を、環境に応じて最適な通信手段に自動的に切り換えるシームレスローミング技術を開発したと発表した。
今回開発したのは、端末側でネットワークを自動的に選択、設定するミドルウェアと、Mobile IPと連携し、異種網ローミング時に転送データが途切れないようにするセッション維持技術からなるシームレスローミング技術。
この技術によって、たとえばホットスポットでは無線LAN、移動中はIMT-2000携帯電話網などを用いてインターネットや社内LANに継続してアクセスすることが可能になる。
<コメント>
次世代携帯電話と呼ばれるサービスがkbpsレベルの従量制である限り、モバイルデータ通信の主役にはなり得ない。その予測を踏まえ、ホットスポットとの連携を図るアイディアが急速に現実化している。
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