2002/05/22
KDDIなど、第3世代携帯電話と無線LANにまたがる
シームレスな通信サービスの実験に成功
 
 KDDI、KDDI研究所、シスコシステムズの3社は、IMT-2000(第3世代移動通信システム)のCDMA2000 1x/1xEV-DOや、無線LANなど異なる無線ネットワーク間を移動してもデータ通信サービスを継続的に利用する実証実験に成功したと発表した。

 実験は、KDDI(au)が提供している最大144kbpsの第3世代携帯電話(CDMA2000 1x)、最大2.4Mbpsの高速データ専用無線方式であるCDMA2000 1xEV-DO(トライアル網)でカバーされたエリアの中に、シスコシステムズが最大11Mbpsの高速データ通信を可能とする無線LANシステムをホットスポットとして設置した環境で行われた。

 クライアント側は、自動車等でのデータ通信サービスを想定し、自動車内に携帯電話端末(CDMA2000 1x/1xEV-DO、cdmaOne)と無線LAN端末が接続されたシスコシステムズ製の車載用モバイルルータを設置、アプリケーション用PCやIPカメラを車内LANとして搭載した。

 結果、車内PCからのリクエストによるコンテンツダウンロードやMobile Network間でのIP通信によるTV電話に成功したもの。

 今後は、アプリケーションに応じた無線メディアの効果的な選択や固定網との融合に向けた技術的な検証を行っていくとしている。

<コメント>
このままでは次世代携帯電話も次々世代携帯電話もデータ通信の主力にはなり得ない。そのためホットスポットサービスとの連携が意欲的に進められている。

関連リンク:KDDIの発表リリース
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