NTT東日本は、無線LAN技術を利用し、自宅と同様の環境で外出先でもインターネットの利用や、企業等へのリモートアクセスが可能になるサービス「Mフレッツ」を、2002年6月6日から、東京・北海道にて試験提供開始すると発表した。
「Mフレッツ」は、は、Bフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDN(以下フレッツ・シリーズ)利用者に対し、無線LAN技術を利用し、より「パーソナル」で「ポータブル」なブロードバンドIP利用環境を実現するサービス。
メニューは2種類。「Mフレッツホスト」は、Bフレッツ、フレッツ・ADSLの回線で、簡易に「Mフレッツメイト」向けの無線LANアクセススポット環境を提供することができるサービス。また、グループ認証機能を追加することで、無線LANアクセススポットを特定の「Mフレッツメイト」だけに提供することも可能。
「Mフレッツメイト」は、無線LANを利用し、外出先の「Mフレッツホスト」から、インターネット利用や、会社へのリモートアクセス等が可能となるサービス。NTT東日本から配布するMフレッツ認証キーにより、自宅と同じ環境で、外出先等の「Mフレッツホスト」からフレッツ・サービスを利用できる。
基本料金はMフレッツメイトが月額200円、Mフレッツホストが同700円。それぞれフレッツシリーズの月額利用料に加算される。初期工事費として基本工事費1000円、IP網工事費1000円も必要。Mフレッツホストでグループ認証機能を使う際には、別途グループ認証利用料がIDの数に応じて必要になる。
なお、Mフレッツメイトについては、フレッツ契約者を対象に試験モニターの募集を行う。試験提供期間は2002年6月6日から概ね6ヶ月間の予定。
<コメント>
いよいよNTT本体も乗り出し来たホットスポットサービス。認証キーによってセキュリティを確保している点、アクセスポイントを設けるホストメニューと組み合わせることにより企業ユーザーを取り込む狙いがあると見られる。
関連リンク:NTT東日本の発表リリース |