2002/07/15
NTT東日本、無線LANサービスに関する新会社を設立
 
 NTT東日本は、無線LANシステム等を利用した高速IP通信アクセスの提供を目的とした「エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社」(以下、NTT-BP)を設立したと発表した。

 NTT-BPは、NTT東日本が100%出資の完全子会社。資本金は10億円。

 具体的な事業展開としては、駅を中心とした無線スポットアクセストライアル「無線LAN倶楽部」を2002年8月1日よりPDA向けにデジタル化されたコンテンツをダウンロード配信するコンテンツシンクロ配信技術や駅構内等での高速IPネットワーク通信環境構築技術の実現性・信頼性の検証を行う。

 また、外出先でより便利により楽しく利用するためのコンテンツ・アプリケーションなどのサービスの受容性の検証および鉄道会社やコンテンツプロバイダ等のアライアンス先企業とのビジネスモデルの実現性の検証も行う。

 それらを踏まえ、今秋を目処として、「無線LAN倶楽部」の本格サービスを開始し、逐次提供エリアの拡大を図って行くとしている。

 無線スポットアクセストライアル「無線LAN倶楽部」は、京王電鉄、京浜急行電鉄と協力、線の主要な駅や周辺のホテル、レストラン等を中心に展開していく。

 スケジュールとしては、2002年8月1日より、品川駅、上大岡駅、ホテルパシフィック東京(品川)、レストランローズテリア2(横須賀リサーチパーク)よりスタート。8月10日からは新宿駅、府中駅、聖蹟桜ヶ丘駅、京王プラザホテル(新宿)が追加となる。

 トライアル期間は2002年10月31日まで。

 無線LAN技術としては、PDA向けにIEEE802.11b、PC向けにHiSWANaを採用、それぞれ最大11Mbps、36Mbpsの通信環境を提供する。

<コメント>
また新たなホットスポットサービス。NTT東日本の子会社として展開するとしているが、NTT東日本の「Mフレッツ」、NTT-MEの「ホットスポット」などとの棲み分けがなされているのか気になる。

関連リンク:NTT-BPの会社設立に関する発表リリース
       NTT-BPの「無線LAN倶楽部」に関する発表リリース
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