2002/09/26
アイピートーク、IP携帯電話を事業化
 
 アイピートークは、三菱電機が開発したIP携帯電話技術を使った新しい携帯電話サービス「モバイル IP Talk(モバイルアイピートーク)」の事業化に着手すると発表した。

 アイピートークは固定タイプ(家庭向、法人向)のインターネット電話サービス「IP Talk」を提供している三菱電気系のベンチャー企業。

 「モバイル IP Talk」は、急速に普及しつつある無線LAN基地局やPHS定額インターネット接続を用いて通話するインターネット電話方式の携帯電話(IP携帯電話)。

 IP Talk端末同士であれば、「携帯・携帯間」「固定・携帯間」「固定・固定間」のいずれでも海外での使用も含めた通話料の無料化が可能になる。同方式のソフトを搭載したPDA、PCとの間でも同様。

 IP Talk端末以外の一般の固定電話への通話に関しても低価格の通話料が設定できるほか、従来の携帯電話でかかっているメールやウェブアクセスのパケット料が無料とできる。

 アイピートークでは、2002年10月から市場調査、実証試験を行い、試験サービスを経て、「モバイル IP Talk」を、第4世代携帯電話の有力候補として、既存の携帯電話事業者や、無線LANの基地局展開を進めている新興キャリア等に対して、積極的な提案活動を行い、IP関連インフラ事業者とのパートナーシップ構築を軸とした事業展開により2003年度の早期に本格的なサービス開始を目指すとしている。

<コメント>
ホットスポットサービスの各事業者の最終目標はここにあると見る。期待されたプレーヤー搭載携帯電話も通信速度と料金体系によって普及していない。Mbpsクラスのホットスポットと連携したIP携帯電話で初めて音楽配信対応携帯電話は現実味を帯びてくる。

関連リンク:アイピートークの発表リリース
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