無線LAN製品の相互接続性を確認する業界団体Wi-Fi Allianceは、新たな無線LAN向けセキュリティ方式「Wi-Fi Protected Access(WPA)」を発表した。
WPAは、現行の暗号化技術WEP(Wired Equivalent Privacy)を置き換えるもので、より安全性が高いとしている。
WPAに対応し相互接続試験に合格したことを示す「Wi-Fi CERTIFIED」ロゴ付きの製品は、2003年の第1四半期中に登場する見通し。
現在市場に出回っている無線LAN製品でも利用できるよう設計してあり、ほとんどのベンダーは現行のWi-Fi CERTIFIED製品向けのアップデート用ファームウエアやソフトウエアをリリースすると予想している。
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ホットスポットサービスが普及の兆しを見せる中で、Wi-Fiそのもののセキュリティの脆弱さを指摘する声が強くなっている。実効性は不明だが、根本的な規格の見直しまでにより強固なセキュリティの対策を施すことは普及の意味からも好ましい判断だろう。
関連リンク:Wi-Fi Allianceの発表リリース |