モバイルインターネットサービス(MIS)は、無線LANサービス「Genuine」を12月下旬をめどに休止すると発表した。
Genuineは2002年4月よりIEEE 802.11bに準拠した商用の無線LANサービス。
しかしながら、基地局の設置個所による利用実態が大きくことなり、極めて低い稼働率の基地局も多く、エリア選定を根本的に見直す必要から休止を決めたとしている。
サービス休止に伴い、解約ユーザーには返金処理を実施。モバイルプランのユーザーは事務手数料相当分の2,000円が返金されるほか、解約申し込み時点での未請求分を含む以後の利用請求を停止する。
年間モバイルプランのユーザーは同様に2,000円を返金、加入申し込みの翌月から解約前月の期間を利用月数とし、残月分を返金する。
<コメント>
新しいインフラとして期待され今年いくつものサービスが立ち上がった公衆無線LANサービス。その中から早くも脱落組が出てしまった。技術的には高いものがあったGenuineだが、専用ソフトのインストールが必要になるなどユーザーに不便を強いる部分もあり、独自規格が仇になったと言えるだろう。
関連リンク:モバイルインターネットサービスの発表リリース |