エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)は、2002年11月22日(金)に第一種電気通信事業の許可を受けたことから、駅を拠点とした無線スポットアクセスサービス「無線LAN倶楽部」を2002年12月21日(土)より京王電鉄、京浜急行電鉄と共同で本格提供すると発表した。
サービスは、無線方式にIEEE802.11b(2.4GHz)を利用し、契約単位は契約する無線LANカード毎1契約(1MACアドレス毎)となる。
サービス内容としては、PC・PDA等向けのインターネット接続とPDA向けのコンテンツシンクロサービスがある。コンテンツシンクロサービスの配信システムについては、ビーマップの「AirCompass」を採用、具体的なコンテンツには、新聞、ニュース、雑誌、学習、書籍、エンターテイメント、タウン情報などを用意している。
料金は契約料が1,500円、月額基本料は1,500円。月額基本料にはインターネットへの接続料金(使い放題、定額)及び、PDA利用者向けにはコンテンツシンクロサービスで利用できる「無線LAN倶楽部コンテンツパック」を含んでいる。
提供エリアは京浜急行電鉄沿線では、トライアルに引き続き品川駅と上大岡駅、提供予定として羽田空港駅、京急川崎駅、横浜駅、金沢文庫駅、横須賀中央駅、京急久里浜駅、YRP野比駅が予定されている。
京王電鉄沿線では、トライアルに引き続き新宿駅、府中駅、聖蹟桜ヶ丘駅、京王プラザホテル(新宿)、提供予定として初台駅、明大前駅、京王多摩センター駅、京王八王子駅、渋谷駅、吉祥寺駅を予定している。
また、他の鉄道会社にも参加を呼びかけスポットの拡大と利用者の利便性向上を目指していくとしている。
<コメント>
駅を制したNTT-BPはコンテンツシンクロサービスを武器に事業化を開始。対象をPDAと割り切ったところに勝機を見出すか。コンテンツに音楽も入ってくればビジネス系だけでないユーザー層も取り込めるだろうか。
関連リンク:NTT-BPの発表リリース |