CableLabsは、国際電気通信連合の電子通信標準化部門(ITU-T)がケーブル・モデム標準規格「DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specification) 2.0」を「Recommendation J.122」勧告として承認したと発表した。
DOCSIS 2.0は、S-CDMA (synchronous code division multiple access)とA-TDMA (advanced frequency agile time division multiple access)という2つの変調方式を採用し、転送速度最大30Mbpsを実現し、IPケーブル・カム、IPコミュニケーション/テレフォニといったサービス提供を視野に入れている。
また、DOCSIS 1.1(Recommendation J.112)と下位互換性を持ち、上りのデータ転送に焦点を当て、1.1より通信速度を向上し、安定性の強化を図っている。
同時にCableLabsでは、米Motorola、米Scientific-Atlanta、米Terayon Communication Systems、米Texas Instruments、韓国Xrosstechの5社のモデム製品にDOCSIS 2.0準拠の認定を与えたことを発表した。
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最初にDOCSIS2.0に関する情報を掲載したのは2001年9月のこと。その間に日本ではADSLがケーブルインターネットを大きく上回ってしまった。
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