KDDI、KDDI研究所、トヨタ自動車、NTTデータ、日本電気および日立製作所の6社は、道路上に配置されたDSRCシステムを用いて、DSRCを用いた連続通信の技術を検証したと発表した。
DSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信システム)は、5.8GHz帯を用いた路側-車両間のスポット型無線通信システム。すでにETC(料金自動収受)システムに利用されている。
今回の実験は、DSRCを用いて連続的な通信エリアを確保する技術やDSRCが不連続の場合においてもアプリケーションが途切れることなく利用できる技術等を確立しようとするもの。
実験車両を用いたDSRC連続ハンドオーバーによるストリーム画像の受信や、高信頼QoS制御技術を用いた優先メッセージの通知・認証、セキュリティー技術を用いた決済・旅行予約などの検証に成功したとしている。
<コメント>
DSRCはMbpsクラスの通信速度を実現する自動車向け通信手段として期待される技術。デジタルコンテンツの配信にも利用できる可能性がある。
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