KDDIは、2GHz帯において、最大2.4Mbpsの伝送速度を実現する高速データ専用無線方式(CDMA2000 1xEV-DO方式)の試験サービスを2003年4月30日から東京都内の一部 エリアで開始すると発表した。
サービス期間は2003年4月30日〜2003年10月、サービスエリアは東京15区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・渋谷区・品川区・目黒区・豊島区・中野区・板橋区・北区・荒川区・墨田区)の内、環状7号線の内側で隅田川以西の地域を予定している。
試験モニターは個人ユーザーを対象に500名を募集する。モニターに貸与される専用機器「DO-BOX（ディーオー・ボックス・京セラ製）」は、Windwos XP/2000Proを搭載したパソコンとUSBケーブルで接続してデータ通信を行ない、電源はAC100Vが必要となる。
モニターには、auの契約事務手数料や月額料金、通信料、インターネット接続のためのDION接続料などはかからず、すべて無料となる。なお、専用機器の発売予定はなく、モニターは試験サービス終了時に返却する必要がある。
＜コメント＞
第3世代携帯電話の規格として期待されていたCDMA2000 1xEV-DO方式。最大2.4Mbpsのスピードはブロードバンドと名乗って差し支えない無線通信方式。ただ、今回のモニターで使われる機器を見るとAC電源が必要など携帯型とはまだ言えず、更なる技術革新が必要と見られる。
関連リンク：KDDIの発表リリース |
