2003/06/13
CTC、最大54Mbpsの無線ネット接続の試験サービス開始
 
 中部テレコミュニケーション(CTC)は、家庭用の無線インターネット接続サービス「BroadDive」の試験サービスを愛知県瀬戸市内で2003年6月23日より開始すると発表した。

 「BroadDive」は、IEEE 802.11aに準拠した5GHz帯の無線システムを採用することでリンク速度が最大54Mbpsと、2.4GHz帯の無線システムに比べて高速なのが特徴。

 CTCではすでに瀬戸市内などで光ファイバー網を構築しており、今回のサービスはラストワンマイルを無線システムで提供するかたちになる。

 試験サービスでは、瀬戸市内に5カ所の基地局を設置。100世帯のモニターを対象に行なわれ、同日より先着順で募集が開始された。宅内工事費が4,950円必要となるが、試験サービス中の月額利用料は発生せず、モニター宅に設置する無線機器も無償提供される。

 本サービス移行時は、無線機器のレンタル料やネット接続料込みで月額5,000円未満、初期費用が事務手数料3,000円程度と工事費1万円程度を予定している。

<コメント>
当初はブロードバンドのインフラとして期待された無線LANだが、ADSLの普及の前に影が薄くなっていた。規制緩和や敷設コストの安さで再認識されているもの。特に地方都市などでは普及の可能性が期待される。

関連リンク:中部テレコミュニケーションの発表リリース
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