2003/08/21
NECなど、人工衛星を使った高速インターネット接続サービスを準備
 
 日本電気、NEC東芝スペースシステムは、衛星を使った超高速インターネットサービスの事業化検討を行うために、JSATの出資も得て、2003年8月7日、企画会社を設立したと発表した。

 企画会社名は超高速衛星インターネットサービス企画。新たに民間で衛星を打ち上げ、これを使って超高速インターネットサービスを日本全国に提供することを目指し、その事業化検討を行うことを目的としている。

 現在、NEC東芝スペースシステムでは、国の研究開発衛星である超高速インターネット衛星(WINDS:Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite)の開発を主契約者として宇宙開発事業団より受注し、製作を進めている。

 2005年度末の打上げを目指している、このWINDSの技術成果を活用することにより、各加入者に対しADSLと同等の低価格なサービス料金で、地上光ファイバーなみの高速/大容量でのインターネットサービスを提供することができるとしている。

<コメント>
久々に夢のあるブロードバンドサービスの話。どんな山奥や離島でもブロードバンドを享受できるサービスは魅力的だが、事業としての採算ベースに載せるにはそれ以外のユーザーにもアピールできる価格と内容が必要になるだろう。

関連リンク:日本電気の発表リリース
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