2003/11/01
KDDI、CDMA 1x EV-DOとIEEE 802.11aのシームレス通信に成功
 
 KDDI、KDDI研究所は、複数の通信メディアを自動的に切替えてシームレスな通信を実現する車載用モバイルルータシステムを開発、2GHz帯データ通信 (CDMA 1x EV-DO方式、データ通信速度は最大2.4Mbps) とIEEE 802.11aの無線LAN (最大54Mbps) とのネットワーク間におけるシームレス通信に成功したと発表した。

 このシステムにより、通常、通信メディアが変わるごとに必要な再接続やログインなどの煩雑なユーザ操作が不要となり、車内外の様々なネットワーク間で、通信環境に最適な通信メディアを利用しながらシームレスな通信を行うことが可能となる。

 モバイルルータはオーディオ機器と同じ小型1DINサイズ (縦50mm × 横178mm) を実現。CDMA 1X、CDMA 1x EV-DO、無線LAN、PHSなど複数の無線ネットワークに対応し、通信エリアや通信速度、通信料金などを基準に最適なネットワークを選択する。

 カーナビ、映画などストリーム配信のできるAV機器やセンサをはじめとする車内の機器だけでなく、車外から持ち込まれたPCやPDA (携帯情報端末) などの情報通信機器が車内ネットワークに自動的に接続され、いつでもどこでも最適な通信メディアを利用しながらシームレスな通信が可能となる。

<コメント>
安全運転をサポートする機能も含め、車内機器の通信機能の搭載、ネットワーク化は急速に進んでいる。その中には当然オーディオ機器も含まれ、多様なインフラが簡単に利用できることはオーディオ機器のネットワーク化も期待できる。

関連リンク:KDDIの発表リリース
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