2003/12/04
イー・アクセス、TD-CDMA実験局免許を申請
 
 イー・アクセスは、自社のIPバックボーンを活用した高速ワイヤレスアクセスサービス検討の一環として、12月3日、総務省に対しTD-CDMA方式を用いた実験局の免許申請を行ったと発表した。免許の認可取得を条件に、2004年1月中には実験を開始すべく準備を進める。

 本実験には、TD-CDMA方式の商用サービスで実績のある米国IP Wireless社の技術を採用。

 TD-CDMA技術は、IMT-2000システムの無線方式の一つ。拡散符号により通信チャネル符号多重し、時間軸でスロットに分割してスロット毎に上り、下りを割り当てる方式であり、周波数利用効率が高いことや上り/下り速度が非対称な通信を効率的に実現できる利点がある。

 イー・アクセスでは、本技術により、音声通信サービスを主目的とするのではなく、インターネット利用を想定した「どこでも使えるADSL」を実現すべく、ワイヤレスの高速データ通信にフォーカスした事業展開を検討していくとしている。

<コメント>
ここへ来て注目されているTD-CDMA技術は、C&W、ソフトバンクBBも実験局申請を行っているとされている。第3世代携帯電話の規格の1つでありながら、定額IP通信インフラとしての利用が見込まれている。

関連リンク:イー・アクセスの発表リリース
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