2004/04/01
日本テレコム、公衆無線LANサービス「モバイルポイント」を開始
 
 日本テレコムは、2004年4月1日より、インターネットサービスプロバイダ(ISP)・SIベンダー向けのホールセール事業として公衆無線LANサービス「モバイルポイント」の提供を開始すると発表した。

 モバイルポイントは、2001年9月から日本テレコムとJR東日本で行なってきた「無線による、駅でのインターネット接続実験」の結果を踏まえて、日本テレコムが正式サービスとして提供するもの。

 2004年4月1日現在で利用可能となるエリアは、JR各社の駅構内が33駅の56カ所(JR東日本29駅、JR北海道2駅、JR九州2駅)、ホテルのロビーなど駅以外のスポットが48エリア56カ所。

 日本テレコムからISPに対しての料金は初期費用20万円、月額30万円(1,200ID/月)、ID超過分は1ID当たり日額課金で250円。2004年9月末日までは初期費用と超過課金は無料となる。

 利用可能なISPは、2004年4月1日の段階ではODNとJENS SpinNetの2社。料金はODNは5月末まで、JENS SpinNetは9月末まで無料としており、有料化後の料金等は未定としている。

 また、4月中を目処に、DION、DTI、ぷらら、b-mobile、無線LAN倶楽部、NET BUREAUの各ISPも対応する予定。

 さらに、無線LAN接続サービスエリアから社内網へのリモートアクセスや、オフィス内でのモビリティを確保した無線LAN環境の構築などの法人ニーズへ対応するため、無線LANインフラを拡張的に提供するとともに、より利用価値の高いサービス提供を目指すとしている。

<コメント>
日本テレコムのホットスポット事業は自らのブランドを出さずにホールセールに徹する戦略を取った。サービスはISPに任せることで効率化を目指すことができる。ADSLではひとつの戦略として定着しているが、ホットスポットでも成功するかはまだ未確定。

関連リンク:日本テレコムの発表リリース
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