米Flarion Technologiesと英Vodafoneは、2004年半ばにも東京都内でFlarion Technologiesのモバイル通信技術Flash-OFDMのフィールド実験を実施すると発表した。
Flash-OFDMは、1.25Mz幅の周波数を上りと下り合わせて2本使うデータ通信方式。伝送速度は下り最大3Mbps(平均1〜1.5Mbps)、上り最大900kbps(平均300〜500Kbps)となり、Flarion Technologiesではモバイル環境で「ほぼADSLに匹敵する」としている。
今回の実験では、東京都内の特定地域に7〜8カ所の基地局を設置。システムパフォーマンスなどの技術検証が行なわれる。
1.25GHzの周波数帯を利用し、Vodafoneが実験用免許を取得。通信にはFlarion TechnologiesのFlash-OFDM PCカードを装着したノートパソコンやPDAが用いられ、インターネットアクセスや、企業の生産管理用アプリケーション、オンラインゲームなどのフィールドテストが実施される。
<コメント>
次世代携帯電話の規格もここへ来て乱立気味。TD-CDMAなどの強力な競争相手にどこまで対抗できるかは未知数。
関連リンク:米Flarion Technologiesの発表リリース |