2004/06/21
DDIポケット、カーライルと京セラが買収
 
 DDIポケットは、独立系の米投資会社であるカーライル・グループの資本参加を受け、実質KDDIから独立することについて、基本合意がなされたと発表した。

 今回の合意によって、現DDIポケットの全事業を継承する新会社が10月1日付けで設立される。

 これまでDDIポケットの株式は、KDDIが80.93%、京セラが13.25%保有していたが、新会社の株主構成は、カーライルが60%、京セラが30%、KDDIが10%となる。新会社の経営陣や従業員は現DDIポケットから移行し、また提供サービスもそのまま移管される。

 なお、今回の株主の変更によって、ユーザーに迷惑をかけるようなサービスの変更等はなく、定額制モバイルデータ通信サービス「AirH"」を中心に、PHSの特徴でもあるクリアな音声品質、少ない電磁波、小型化が可能な端末等、様々なメリットを活かしたデータ、音声サービスを提供していくとしている。

<コメント>
音声通話では携帯電話に敗北したというのが世間一般の評価だろうが、定額制サービスのいち早い取り組みなど、データ通信に関して先進的な取り組みが評価されての独立と考えたい。一時は音楽配信サービスも提供していただけに、積極的な取り組みに期待したい。

関連リンク:DDIポケットの発表リリース
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