ソフトバンクBBは、2004年6月22日に総務省より、第3世代移動通信システム(IMT-2000)の一方式として世界的に標準化されているTD-CDMA方式の実験局本免許を取得し、同方式の実証実験を開始したと発表した。
今回、実験局本免許を取得したことで、電波強度・電波到達距離・スループットの各種測定および、干渉・ハンドオーバー・音声通信の各種試験を順次進めていくとしている。
また、ソフトバンクBBでは実利用に近い環境における実証実験を目的として、埼玉県内においてもTD-CDMA方式の実験局設置を計画しており、近く、総務省へ実験局免許の申請を行なう予定。
なお、2004年7月には、CDMA2000方式の実験局本免許を取得し、同方式の実証実験を開始する予定としている。
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その手法の是非はあるものの、ADSLを普及させた功績は間違いのないソフトバンクBBの次のターゲットが携帯端末であることは確実。音声端末よりデータ通信端末を重視ししているとも言われ、無線ブロードバンドインフラとしての期待がふくらむ。
関連リンク:ソフトバンクBBの発表リリース |