ソフトバンクBBは、FTTHサービス「Yahoo！BB 光」の申し込み受け付けを2004年10月5日に開始すると発表した。
NTT局舎からのアクセスラインは最大1Gbpsで、最大32ユーザーで共有する「GE-PON」方式を採用。1ユーザー当たりの接続速度は上り／下りとも最大100Mbps。
サービスは戸建向けの「Yahoo! BB 光 ホーム」、集合住宅向けの「Yahoo! BB 光 マンション」で、マンションはVDSLを利用した「タイプV」、イーサネットを利用した「タイプE」の2種類が用意される。
初期費用はYahoo! BB 光 ホームの場合、光回線設置事務費用が2,100円で、標準工事費用はソフトバンクBBが負担するため無料。標準外工事費用は別途見積もりで、休日工事追加費用は21,000円が必要になる。Yahoo! BB 光マンションの初期費用は手数料が5,250円、基本工事費が15,750円。
月額基本料金はYahoo! BB 光 ホームタイプが機器レンタル料（光BBユニット）を含み7,234円で、BBフォンを併用する場合は7,633円。Yahoo! BB 光 マンションタイプは契約者数で異なり、8〜15戸加入の場合は3,885円、16戸以上加入の場合は3,675円。このほか機器レンタル料がタイプごとに異なり、タイプVで840円、タイプEで420円が必要になる。
マンションタイプの場合、タイプVではBBフォンが標準サービスのため光BBユニットのレンタル料が標準で必要になる。タイプEの場合はBBフォンがオプションサービスのため、BBフォンを利用する場合のみ光BBユニットをレンタルする。
光BBユニットは10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのLANインターフェイスを搭載したルータで、ONUに接続して利用する。IEEE 802.11gの無線LANカードを装着することで無線LANルータとしても機能するほか、光BBユニットに接続した端末のセキュリティ対策機能も搭載する。
なお、Yahoo! BB 光 ホームでは12カ月間の、Yahoo! BB 光 マンションでは6カ月間の最低利用期間が定められており、期間内に解約した場合も最低利用期間満了までの料金が課金される。また、Yahoo! BB 光 ホームの場合は工事完了から課金開始前日までに解約した場合、ソフトバンクBB負担分の標準工事費32,000円と事務費用2,100円がユーザー負担となる。
サービスの申し込みは2004年10月5日より新規ユーザーを対象に政令指定都市のNTT収容局舎約300局で受け付ける。Yahoo! BBの既存ユーザーの申し込みは2004年12月1日より受け付け、2005年1月には全国約1,500局にエリアを拡大する。キャンペーンも行なわれ、Yahoo! BB 光 ホームでは初期費用2,100円と月額料金最大2カ月間が無料になる。
＜コメント＞
いずれはFTTHと言われる中で一貫してADSLの可能性を唱えていたソフトバンクもついにFTTHに参入。ADSL参入時のような価格破壊とまでは言えない価格設定は、すでに400万を越えているYahoo!BBユーザーの抱え込みに成功した証だろう。
関連リンク：ソフトバンクBBの発表ページ |
