2004/10/06
月額210円から利用できる公衆無線LANサービス「Wireless Gate」
 
 トリプレットゲートは、月額基本料金210円の公衆無線LANサービス「Wireless Gate」を2004年10月6日より開始すると発表した。

 Wireless Gateは、公衆無線LANインフラを独自に構築せず、公衆無線LAN事業者との提携によってサービス展開する公衆無線LANのアグリゲーションサービス。Wireless Gateに加入することで、提携する複数の公衆無線LANサービスを同じIDやパスワードで利用可能になる。

 月額料金は基本料金が210円で、追加して315円または399円を支払うことでアクセスポイントを2時間利用できる。料金支払いはクレジットカードのみ対応。アクセスポイントの料金は場所ごとに異なるが、同じ事業者のアクセスポイント間であれば同料金内で移動して利用することもできる。

 携帯電話とも連動し、携帯電話向けのサイトから付近にあるWireless Gateのアクセスポイントを検索できる。対応機種はNTTドコモ、au、ボーダフォンで、それ以外の機種は動作対象外ではあるがブラウザ機能を搭載していれば閲覧が可能。

 提携する公衆無線LAN事業者はNTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)の「公衆無線LAN倶楽部」、日本テレコムの「モバイルポイント」、日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)の「みあこネット」の3サービス。サービス提供エリアは約500カ所で、2004年度中には2,000カ所まで拡大予定としている。

 Wireless Gate用のクライアントソフトも2004年度中に無料で提供する予定。このクライアントソフトを利用することでIDやパスワードを利用ごとに設定することなくWireless Gateが利用可能になる。また、アスキーと提携し、Webニュースやデジタル用語辞典などを配信するクライアントソフトも提供する。

<コメント>
久しくニュースのなかった無線LAN事業に新たな事業者が登場。自身ではインフラを持たず、ユーザーとの窓口を受け持つアグリゲーションというビジネスは欧米では珍しくないが、日本で成功するか注目される。

関連リンク:「Wireless Gate」のサイト
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