住友電気工業は、東京電力と共同で最大200Mbpsの通信に対応した高速電力線搬送通信(高速PLC)モデム2製品を開発したと発表した。
今回開発されたのは、日本国内におけるユーザー宅内のネットワーク利用を想定した卓上設置型モデムと、コンセント差込型モデムの2製品。
両製品ともに、変調方式はOFDMを採用。2MHz〜30MHzの周波数帯域に多数のキャリアを立てることによりノイズに強い高速通信を実現している。
OFDM変調部にはスペインのDS2社製のチップを採用。マルチアクセスとQoS機能を備えており、映像信号を途切れることなく複数のモデム間で通信ができるという。
住友電気工業では、2005年1月に総務省内に「高速電力線通信に関する研究会」が発足され、高速PLC利用時に電力線からの漏洩電界が他の無線機器に与える影響を評価されており、2005年度末にも規制緩和が期待できるとしている。
その上で同社は、国内での高速PLC利用が認められると同時に今回発表した製品を投入したい考え。
<コメント>
ブロードバンド環境が普及した現在、無線LAN機器の好調さが家庭内ネットワークの需要を裏付けている。PLCも家庭内のインフラとしては有望と見られていたが、無線LAN以上のメリットを早期にアピールできなければ普及は難しくなっていくだろう。
関連リンク:住友電気工業の発表リリース |