2005/04/22
富士通、WiMAX対応の基地局端末双方で使える高集積化LSIを開発
 
 富士通は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)に対応したLSI「MB87M3400」を開発したと発表した。

 MB87M3400は、IEEE 802.16-2004(IEEE 802.16d)に準拠、PHY(物理層)やMAC(データリンク層)を1チップに集積したベースバンドLSI。

 帯域幅は最大1.75〜20MHzまでをサポートし、帯域幅20MHzと64QAMの組み合わせで最大75Mbpsの通信速度を実現できるとしている。

 実用最大伝送距離は10〜20kmで、富士通では基地局と端末の双方で使用できる高集積化LSIとしては世界初だとしている。

 製品の開発は富士通の米国関連会社であり、WiMAXフォーラム設立メンバーでもあるFujitsu Microelectronics America,Incが基地局や端末機器ベンダーと共同で開発。

 今後はWiMAXフォーラムによるWiMAX認証の取得も予定している。

<コメント>
インテルに続き、富士通の発表で俄然注目を集めるWiMAX規格。すでにADSLやFTTHがブロードバンドの主役になっている日本国内はともかく、海外でのブロードバンドインフラとして押さえておきたい技術。

関連リンク:富士通の発表ページ
boopleSearch
こちらから関連書籍をご購入いただけます
 
インフラ情報↑


Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.