2005/05/23
イー・アクセス、IEEE 802.16e準拠のWiMAX方式を総務省に提案
 
 イー・アクセスは、現在参入を希望している第3世代携帯電話技術のW-CDMA(HSDPA)を補完するシステムとして、モバイルWiMAXの利用を総務省へ提案したと発表した。

 イー・アクセスが提案した規格は、IEEEで標準化作業が進められている「IEEE 802.16e」に準拠したWiMAXの規格。

 WiMAXではこれまで見通し内の通信で最大135Mbpsの通信が可能な「IEEE 802.16」、見通し外でも通信できる「IEEE 802.16-2004」が標準化されている。

 「IEEE 802.16e」はモバイル機能が高められており、最大75Mbpsで時速120km以上のハンドオーバが実現可能。エリアは2〜3km以内で、IEEEでは2005年9月を目標に標準化を進めている。

 イー・アクセスではこのIEEE 802.16e準拠のWiMAXに関して、実用化すればWi-Fi準拠の無線LANを代替するシステムにも成り得ると判断。総務省が主催するワイヤレスブロードバンド推進研究会の提案募集に対して、IEEE 802.16e準拠のモバイルWiMAX導入を提案した。

 イー・アクセスはモバイルWiMAXの技術導入時期を2009年、市場全体では6GHz以下の周波数帯で約450MHzの帯域を試算。試算した範囲内での周波数割当を希望する予定としている。

<コメント>
ADSLに続いて積極的に無線サービスへの参入をアピールしているイー・アクセス。新しい規格への取り組みにも積極的で通信ベンチャーとしての役割をいかんなく発揮している印象。

関連リンク:イー・アクセスの発表ページ
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