イー・アクセスは、現在参入を希望している第3世代携帯電話システムであるW-CDMA(HSDPA)を補完するシステムの1つとして、Mobile WiMAX(IEEE 802.16e)への取組みを本格化、実験に向けた準備を開始したと発表した。
IEEE802.16e方式は、移動体通信を対応した通信方式。固定での無線通信であるWiMAXは既に標準化が終わっているが、移動体通信対応の同方式については、標準化が完了していないこともあり、将来的なサービスとされるケースが多い。
イー・アクセスでは、Wi-Fi /Mobile WiMAXはW-CDMAと組み合わせることで、将来的に高トラフィックエリアでの周波数有効利用と高速・高スループットへのユーザニーズを満たすことが可能となり、特にMobile WiMAXはWi-Fiに比べてモビリティに優れているとしている。
<コメント>
先頃は具体的にWiMAXのサービスも発表されるなど、俄然注目が集まっている無線技術。携帯電話事業への参入を目指す同社としては無視できない。さらに先行する技術によってアドバンテージとしたいところだろう。
関連リンク:イー・アクセスの発表リリース |