NTTブロードバンドプラットフォーム（NTTBP）は、NTT東日本およびNTT西日本、NTTドコモが提供する公衆無線LANサービスの保有および運用を行なうことで合意したと発表した。
NTTBPでは、私鉄沿線を中心とした公衆無線LANサービス「無線LAN倶楽部」を提供しているが、NTTグループ内で共通的にサービス展開を図るエリアでの効率的かつ迅速なアクセスポイント構築を目的として、事業方針をアクセスポイントの保有・運営に変更する。
これに伴い、NTTBPは、NTT西日本及びNTTドコモより一部のアクセスポイントを譲り受けるとともに、各社が共通的にサービス展開を図るエリアにおいて、効率的かつ迅速なアクセスポイント構築及び運用を行う。
また、NTT西日本とNTTドコモは、NTTBPの株式を100％所有するNTT東日本と株式譲渡契約を締結し、発行済み株式総数の60％を取得する。
なお、NTTBPの事業方針の転換に伴い、「無線LAN倶楽部」サービスについては2005年12月を目処に提供を終了する予定。
今後、NTTBPでは、2006年度末までに全国約7,000アクセスポイントの設置を進める予定としている。
＜コメント＞
ライブドアが参入を発表するなど話題に事欠かない公衆無線LANサービスだが、NTTグループでは再編が始まっている。NTTBPがアクセスポイントの設置を担当するとのことだが、事実上ISPとしての事業からは撤退したものと見ることができる。
関連リンク：NTTブロードバンドプラットフォームの発表リリース |
