米HPはPCを使わずにデジタルコンテンツを家庭で楽しむための機器「HP
Digital Entertainment Center」を発表した。 プロトタイプが6月26日からNew
Yorkで開かれるTECH EXPOにて披露される予定。
HP Digital Entertainment Centerの仕様の詳細は発表されていないが、以下のような機能を持つという。
・CD-Rドライブを内蔵し、音楽CDを作成することができる
・保存している音楽ファイルをMP3プレーヤーやPDA、メモリーカードリーダーに転送することができる
・アナログ回線、DSL、CATVなどに対応した通信機能を内蔵し、音楽やアーティスト情報のダウンロード、ストリーミング・ビデオを楽しむことができる
・最大CD750枚分(約9000曲)の楽曲ファイルを簡単に保存、管理することができ、自動的に保有CDリストを作成できる
・TVと接続することで楽曲リストや機能を表示することができ、リモコンによって簡単に操作できる
・RealNetworksのRealPlayerやRealJukeboxの機能を利用することができる
・TVやステレオに接続することが可能
価格も未定だが、2001年末までには出荷する予定としている。
<コメント>
PCメーカーの非PC家庭向け製品は先週もCOMPAQの発表があったばかり。機能面では据置型EMDプレーヤーとして必要十分といえる。
しかしながら製品単体ではビジネスとしては弱いと言わざるを得ず、正式発表までには付随するサービスなども決まるものと期待する。
関連リンク:HPの発表リリース |