米SONICblueは、家庭向けデジタルビデオ技術とサービスの開発会社ReplayTVの買収を完了したと発表した。
ReplayTVは1997年9月に設立され、PVR(Personal Video Recorder)と呼ばれるHDDを媒体としてネット経由で提供される番組表に従ってTV番組を録画する機器をリリースしたメーカー。
当初は機器の販売と番組表の配信サービスの両方を手がけていたが、機器の販売からは撤退し、サービスについてもCATV会社や衛星放送事業者に対してライセンスするビジネスへと転換している。
買収は等価交換の形で行われ、SONICblue株1,550万株にオプションとワラントを加えてReplayTVの全ての株式を取得した。これにより、ReplayTVはSONICblueの100%子会社となる。
SONICblueでは、今回の買収により家庭向けデジタルTV/ビデオのキーとなるソフトウェアとハードウェアデザイン技術を知的資産に加えることになり、
急成長しているデジタルホームエンターテイメント市場において存在感を増すことになるとしている。
<コメント>
デジタルホームエンターテイメント市場にフォーカスしているSONICblueの姿勢を明確にしてしているもの。オーディオ分野のRio、TV分野のReplayTVとブランド化していくと思われる。
日本での展開については競合も多く難しいと見られる。
関連リンク:SONICblueの発表リリース |