パイオニアは、車載専用オーディオとして業界で初めて、HDD(ハードディスクドライブ)とマジックゲート対応メモリースティックスロットを搭載した一体型メインユニット「DEH−P999HDD」を発表した。
2001年11月下旬発売予定で、希望小売価格は180,000円(税別)。
圧縮方式はATRAC3に対応。10GBの内蔵HDDに約200枚の音楽CDを録音することができる。録音時にはあらかじめHDD内に記録されているGracenote社CDDBデータベースの中から該当する音楽CD情報を自動的に付加する。
この付加情報を元に、曲をディスク毎やアーティスト別のプレイリストを自動で作成する「自動プレイリスト作成機能」を搭載、アーティスト名、ディスクタイトル、トラックタイトルによる曲検索が可能で、簡単に聴きたい曲を再生することができる。
録音モードには一枚のCDアルバム全体をそのまま録音する「DISC」モード、CDの中からトラック毎に選んで録音する「TRACK」モード、CDの最初のトラックだけを録音する「SINGLE」モードの3つが設定されている。
また、録音ビットレートは高圧縮率の105kbpsと、より高音質な132kbpsの2つから選択できる。
また、マジックゲート対応メモリースティックスロットを搭載し、MGメモリースティックに記録された音楽データの再生はもちろん、内蔵HDDに蓄えられた音楽データをMGメモリースティック上に転送する事も可能となっている。
表示パネルには有機ELを採用。ディスプレイのコンテンツを好みの画像に書き換えるPCリンクキットCD−PC1にも対応している。
なお、CDプレーヤー部はCD-R/RWに記録されたMP3ファイルの再生にも対応している。
<コメント>
同社からは既にHDD内蔵の車載ユニットが発表されているが、新たにMGメモリースティックに対応した。これによりMGメモリースティック対応の携帯電話やPDAのユーザーはPCを経由することなく楽曲データをやりとりできる。
関連リンク:パイオニアの発表リリース |