アップルは、ハードディスクを内蔵した携帯型デジタルオーディオプレーヤー「iPod」を発表した。発売日は2001年11月10日、メーカー希望小売価格は47,800円。
iPodは、ステンレス製の小型筐体（61.8×102×19.9mm、185g）に1.8インチ5GBのハードディスクを内蔵しており、20分間の音飛び防止用のメモリも搭載している。
インターフェースにはFireWireを採用、USB経由のプレーヤーと比較して約30倍の速度で楽曲ファイルを転送できる。
電源にはリチウムポリマー充電池を採用、連続10時間の再生が可能となっている。充電はFireWireケーブルを介して行われ、FireWireパワーアダプターが付属する。また、Macと接続した場合はFireWire経由でMacから自動的に充電される。
音楽フォーマットとしてはMP3（可変ビットレートにも対応）、WAV、AIFFに対応。MP3は320kbpsのビットレートまで対応している。さらに将来にわたるオーディオフォーマットをサポートするためにファームウェアのアップグレードも可能となっている。
160x128ピクセルのバックライト付きモノクロ液晶画面は英語、フランス語、ドイツ語、日本語での表示が可能。スクロールホイールにより親指だけの操作でプレイリストへのアクセスが可能になっている。
同時にiPodをサポートしたソフトウェアiTunes 2を発表。Auto-Syncにより、FireWireでiPodをMacに接続するだけでiTunesの最新プレイリストをiPodにダウンロードできる。
＜コメント＞
HDDを記録媒体として内蔵した製品はいくつか出回っているが、さすがにAppleだけあってクオリティが高く、きちんと携帯と言える製品に仕上げている。Mac対応のプレーヤーが少なくなっている昨今、Macユーザーはもちろん、Windowsユーザーにも人気が出そう。
関連リンク：アップルの発表リリース
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