2002/01/08

米Microsoft、主要DVDプレーヤーメーカーが
WMAをサポートと発表

 
 米Microsoftは、Panasonic、Apex Digital Inc.、Shinco (Jiangsu Shinco Electronics Group Company Ltd.)、Toshiba Corp. がDVDプレーヤーの新モデルにMicrosoft Windows Media Technologiesを採用したと発表した。

 具体的にはこれらのメーカーが製造するDVDプレーヤーで、CD-R/RWやDVD-Rメディアに記録されたWindows Media Audio (WMA)ファイルを再生することが出来るようになる。

 Apex Digitalは、AD-1600から最高級モデルAD-7702まで新機種6モデルすべてでWMAをサポート。いずれもWMA、Kodak PhotoCD、MP3、高音質CD「HDCD」の再生に対応し、ファームウェアによるアップグレードも可能となっている。 さらに、AD-7702ではSACD(スーパーオーディオCD)、DVDオーディオ、5.1ch Dolbyサラウンドの再生にも対応する。

 Panasonicでは、最初のWMA対応DVDプレーヤー製品として「DVD-RV32」が全米で2002年2月から発売される予定となっている。

 中国の大手DVDプレーヤーメーカーであるShinco、東芝も2002年中に発売するDVDプレーヤー製品でWMAをサポートする計画としている。

 既に2001年12月には市場の90%以上を占める主要なDVDプレーヤー用チップメーカーがMicrosoft Windows Media Audio and Videoのサポートを表明しており、今回の発表はそれを具体的な製品にまで明らかとしたもの。

<コメント>
リリース内にもあるとおり、既にチップメーカーが発表している内容を受けてのものであり目新しさはないが、DVD-Rメディアに記録したWMAファイルのサポートまで明らかとなっている点が注目される。しかし、依然として著作権保護の仕組みには触れられておらず、当サイトで取り上げるかは微妙。

関連リンク:Microsoftの発表リリース
 
 
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