2002/01/16

松下、Net MD対応ミニコンポを発表

 
 松下電器産業は、Net MDに対応したMDステレオシステム「SC-SV1」を2002年2月10日より発売すると発表した。価格はオープン。

 SC-SV1は、パソコン上の音楽データをUSB接続でMDに高速録音(チェックアウト)できるMD規格Net MDに対応。著作権保護技術「OpenMG」を採用し、音楽配信サイトからダウンロードした曲も、MDに録音可能となっている。

 フロントスピーカーには、回折音や設置面からの反射音による位相干渉を低減する小型キャビネットとスピーカースタンド構造を採用。
 本体部分はアンプ、CDプレーヤー、FM/AMチューナー、MDプレーヤーを搭載。縦・横置き可能でパソコンとの組み合わせてセッティングすることができ、設置方向に合わせて液晶表示画面も切り換わる。
 サブウーハーも低音域の指向性が少ないため、机の下などデッドスペースに設置することができ、更に設置の自由度を増している。

 付属ソフトウェアにはジャストシステム製のNet MD対応のデジタルオーディオソフト「BeatJam」を採用。パソコン側とMD側の音楽ファイルを並べて見られるダブルディスプレイや、大きなチェックイン、チェックアウトボタンの採用でわかりやすく簡単な操作を実現している。
 「BeatJam」はCD情報データーベースサービスCDDB2に対応し、邦楽CDの日本語タイトルも手軽に取得できる。また、カタカナしか表示できない多くのMD機器のために、ジャストシステムの日本語技術により、入力・編集した全角(漢字・ひらがな)のデータを半角(英数・カタカナ)にボタンひとつで変換する「カナ変換」機能を新たに搭載している。
 さらにOpenMG形式ファイルはもちろん、MP3、WAVE形式のファイルもOpenMG形式に変換することで、MDへの録音が手軽にできるようになっている。
 また、「BeatJam」から音楽配信サイトにアクセスし、ストリーミングコンテンツを視聴できる「BeatStream /R.2」を搭載。従来までのWindows Mediaファイルのストリーミング再生に加えRealMediaフォーマットにも対応した。
 なお、Net MD対応のデジタルオーディオソフト「BeatJam」の単体販売の予定はない。

 なお、松下ネットワークマーケティングが運営するショッピングサイト 「PanaSense (パナセンス)」 で100セット限定のモニター販売が行なわれる。

<コメント>
MDプレーヤーでトップシェアを誇る松下電器がNet MDに対応することは以前から予想されていたが、付属ソフトウェアにソニーと関係の深いジャストシステム製を採用するとは意外。このソフトウェアの出来が評価のポイントになるかもしれない。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース
       ジャストシステムの発表リリース
 
PanaSense
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