2002/03/20

三洋電機、携帯型EMDプレーヤーに大容量モデルを追加

 
 三洋電機は、携帯型EMDプレーヤーの従来機種SSP-PD10(愛称:DiPly)の内蔵フラッシュメモリ(64MB)を倍増、128MBの内蔵フラッシュメモリを採用した『SSP-PD20』を2002年4月21日より発売すると発表した。メーカー希望小売価格は29,000円(税別)。

 圧縮フォーマットはMP3、WMA、AACの3種類に対応、パソコン上でトランスコーディング処理をせずに各フォーマットの楽曲ファイルを転送することができる。

 著作権保護方式もマイクロソフトの「WMRM(Windows Media Rights Manager)」とリキッドオーディオの「SP3(Secure Portable Player Platform)」の両方に対応している。メモリカードによる増設はできない。

 付属のニッケル水素充電池を利用する場合、パソコンのUSB端子から供給される電源を利用して充電ができる「USB充電機能」を搭載。 充電時間は3.5時間で約4時間の連続再生が可能。なお、アルカリ乾電池(単4型)では約6時間の長時間連続再生が可能となっている。

 また、スペシャライザー社のバーチャル低音増強システム、Vi.B.E.(バイブ、Virtual Bass Enhancement)を搭載。 人間の耳に低音が強調されたと感じるような低音周波数を高調波を利用して音のパターンを設定する技術により、通常の軽量ヘッドホンの最低周波数特性より低い低音の再生がバーチャルに可能となっている。

 色はシルバーのみ。アクセサリー感覚のデザインを採用し、胸のポケットに入れて持ち運べるだけでなく、ベルトクリップを標準装備。 また、本体のベルトクリップ取りつけ穴を利用して、キーホルダー感覚でカバン等にも付けることができるようになっている。

 また三洋電機が運営している音楽配信サイト「MUSIC SANYO」では、2002年3月よりWMT方式による有料音楽配信サービスを開始する。このサービスは音楽コンテンツのデジタル配信プラットフォームを提供するリオポートのPulse Oneメディア・サービスを採用している。

<コメント>
従来機種の欠点はメモリの増設ができなかったこと。これは今回も変わりないが、128MBに増量したことで何とか2002年のEMDプレーヤー標準搭載容量をクリアしたような印象。有料音楽配信の方は三洋電機のプレーヤーのユーザーでなくても利用できるようになっている。

関連リンク:三洋電機の発表リリース
       MUSIC SANYOのサイト
 
 
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