クリエイティブメディアは、SB1394に対応し20GBのHDDを搭載したオーディオプレーヤー「NOMAD Jukebox 3」を発表した。発売は2002年4月下旬より、価格はオープンプライスで推定小売価格は52,800円前後。
対応コーデックはMP3、WMA、WAV。ビットレートはMP3で320kbps、WMAで160kbpsまで対応している。S/N比はラインアウト端子で98dB、ヘッドホン端子で96dB。
PCとの接続インターフェースにはSB1394とUSB1.1に対応。SB1394は同社のサウンドカード「Sound Blaster Audigy」ファミリーに搭載されているIEEE1394互換のインターフェース。USB1.1インターフェースの約10倍以上の速度で転送できる。
アナログのラインイン端子と光デジタル端子も搭載し、CDやMDなどからの音楽をリアルタイムにWAVまたはMP3形式にエンコードして保存することができる。
132 x 64ピクセルの青／緑2色ELバックライト付液晶ディスプレイは日本語表示にも対応、オリジナルのスタートアップ画面に変更することもできる。
電源はリチウムイオンバッテリー、約11時間の連続再生時間が可能となっている。また、本体内にセカンドバッテリーベイが用意されており、もう一本のバッテリーを搭載することで約22時間の連続再生を達成する。
また、大容量のデバイスに収められた大量の楽曲を素早く検索、選択できるようにスクロールホイールを採用、楽曲やアーティストの頭文字を指定しての検索を行うことができる。
さらに、EAX Audio Technologyを搭載、先進的な音響空間効果を演出する。
ファームウェアのアップグレードにも対応し、16MBのDRAMバッファにより7分間の音跳び防止機能を実現している。
付属ソフトウェアは、楽曲のエンコード、再生、管理、転送を行う「Creative PlayCenter 3」日本語版、オーディオ形式以外のファイルをJukeboxに転送できる「Creative File Manager」。「Creative PlayCenter 3」にはPC内とJukeboxの楽曲ファイルの同期を行う「Creative AudioSync」が搭載されている。
大きさは123 mm x 130 mm x 35 mmの289g（バッテリー除く）。従来製品に比べ、ボディーサイズは一回り小さくよりスリムに、本体重量は約100g軽くなっている。
＜コメント＞
先週、海外で発表されたモデルの日本版。外観の印象は現行モデルと変わらないが魅力的なアップグレードが図られている。価格帯が上の方であるため、新たな使い方を提案するようなマーケティングが求められるだろう。
関連リンク：クリエイティブメディアの発表リリース |
