2002/05/16

ソニー、HDDとメモリースティックスロット内蔵カーオーディオを発表

 
 ソニーは、10GBのハードディスクドライブ(HDD)と"メモリースティック"スロットを搭載し、音楽CDなどから2,000曲以上を保存でき、車の中で聴きたい時にすばやく呼び出して楽しめるHDD内蔵オーディオライブラリーシステム『MEX-1HD』を発表した。

 「MEX-1HD」は、トレイ式CD-ROMドライブ、10GB HDD、"メモリースティック"スロット、デジタルI/O端子、AM/FMチューナー、パワーアンプを搭載した1DINサイズのカーオーディオシステム。音楽CD、CD-R/RWのほか、"MGメモリースティック"の再生が可能となっている。

 CDからHDDへはATRAC3で記録され、最大8倍速での記録が可能。国内発売の邦楽・洋楽約85,000タイトルの曲情報を収録したCDデータベースを内蔵しており、データベースを検索することで、HDDに曲のタイトルやアーティスト名が自動的に入力される。
 さらに、PHSでの音楽配信(EMD)サービスで購入した楽曲を"MGメモリースティック"を介してMEX-1HDのHDDに取り込むことも可能になっている。

 また、携帯電話等でお馴染みのPOBox(Predictive Operation Based On eXample)を搭載しており、アルバム・フォルダ名等を変更する際のテキスト入力もスムースに行うことができる。

 インターフェースとしては、メモリー内蔵型ネットワークウォークマンと接続できるデジタルI/O端子を装備。付属の専用デジタルI/Oケーブルで接続し、HDDからネットワークウォークマンに音楽ファイルをチェックアウト/チェックインすることができる。
 同様に、HDDからマジックゲートメモリースティックにもチェックアウト/チェックインでき、メモリースティックウォークマンやクリエで楽しむこともできる。

 なお、CD-R/RWに記録されたMP3形式の音楽ファイルの再生にも対応している。

 発売は2002年7月1日より、希望小売価格は160,000円。

<コメント>
ソニーのEMD関連の製品ラインナップとしてカーオーディオは遅れていた感があるが、今回発表されたものはこれまでの製品の中心ともなるような製品。パイオニアの製品と比べても地図データがない分、HDDを大きく使うことができ、音楽目的で購入するには最適だろう。

関連リンク:ソニーマーケティングの発表リリース
 
 
過去の記事↑



Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.