ケンウッドは、薄型MD/CDシステムの第二弾モデルとして、ラジMDで業界初となる「Net MD」を搭載した薄型ラジMDシステム「RAMPAGE MDX-J9」を発表した。
MDX-J9は「Net MD」を搭載し、USBケーブルを用いてパソコンとMDX-J9を接続、付属のアプリケーションソフト「ミューリア」を活用することで、パソコン内の音楽ファイル(OpenMGファイル)を簡単かつ高速にMDに転送することができる。
記録されたディスクは既存のMD機器で再生が可能(MDLPモードでチェックアウトされた楽曲は、MDLP対応機器でのみ再生可能)。
ケンウッド・オリジナルのパソコン用アプリケーションソフト「Mulia:ミューリア」は、パソコン内の音楽ファイルの管理・編集やWAV、MP3ファイルを著作権保護された「OpenMG」形式へ変換することが可能。
また、インターネットでCDDB2にアクセスし、音楽CDのタイトル情報の取得することもできる。さらに、圧縮データを高音質に再生する「Supreme2:サプリーム2」を搭載し、パソコン上で音楽ファイルを再生する際も高音質な音楽再生が可能となっている。
本体奥行き51mmの超薄型ボディは、デスクトップやベッドサイドはもちろん、壁に掛けるなど自由なセッティングが可能。乾電池(アルカリ単三電池×6本)での動作にも対応し、スピーカーは折りたたみ可能となっており、アウトドアへの持ち出しも簡単になっている。
エリア別放送局名自動設定&表示対応FMチューナー、AMチューナーを搭載し、カード型リモコンが付属する。
発売は2002年7月上旬より。価格はオープン。
<コメント>
ラジMDというマーケット自体は縮小しているとのことだが、優れたデザインで確固たるポジションを築いているモデルのNet MD対応モデル。順調にモデルのバラエティを増やしている印象。
関連リンク:ケンウッドの発表リリース |