2002/06/14

松下、Net MD対応のポータブルMDを発表

 
 松下電器産業は、スピーカーを同梱し、10キー搭載クレードルを付属したNet MD対応ポータブルMDレコーダー「SJ-MR250」を発表した。

 ジャストシステム製デジタルオーディオソフト「BeatJam」が付属し、USBケーブルで接続することにより、パソコン上の音楽データを高速転送することができる。また、著作権保護技術「OpenMG」を採用し、音楽配信サイトからダウンロードした曲も、MDに高速転送が可能となっている。

 パソコンとのUSBケーブルでの接続は、本体を置くだけで簡単に充電が可能となっているマルチクレードル経由で行う。さらに、クレードルにはタイトル入力などが手軽に行える文字入力10キーを採用し操作性の向上を図っている。

 プレーヤー本体とリモコンの液晶表示は、ひらがな・カタカナをはじめ、漢字の表示にも対応。パソコン上で入力したものはもちろん、「BeatJam」を使ってWeb上のCD情報データーベースサービスCDDBから入手した邦楽のアーティスト名・曲名もオリジナルのまま表示することが可能となっている。

 付属の小型セパレートスピーカーは、新開発のチタンコーン・ネオジマグネットを採用。室内でも高音質で音楽を楽しむことができる。

 大きさは78.2x71.6x17.9mm、重さは124g(充電池含む)。連続再生時間は内蔵充電池のみで最大約40時間、外付けアルカリ乾電池との併用で同約110時間となっている。

 色はシルバーとブルー。発売は2002年7月20日より。価格はオープン。

<コメント>
携帯型MDではトップシェアを誇る松下の発表だけにNet MDの普及に弾みがつくものと期待される。一方、松下としては携帯型オーディオプレーヤーにSDカードを持っており、メモリースティックに繋がるNet MDとOpenMG対応製品の採用は戦略上の後退と見ることもできる。

関連リンク:松下電器産業の発表リリース
 
 
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