東芝は、約1,000曲のオーディオデータを、5GBのPCカード型ハードディスクに保存して、どこでもモバイルで楽しむことができるWindows対応のデジタルオーディオプレーヤー「GIGABEAT(ギガビート)」を発表した。
対応コーデックはMP3、WMA、WAVE。記録メディアには着脱可能なPCカード型のハードディスク「モバイルディスク5GB」が付属、本体から取り外してパソコンのPCカードスロットに直接挿入して、データの交換をすることも可能となっている。
インターフェースはUSB2.0/1.1を採用。付属のアプリケーションソフト「TOSHIBA Audio Application」を使用して、パソコンに保存されているCD1枚分のオーディオデータを約30秒で転送できる。オーディオデータは暗号化してモバイルディスクへ記録される。
また、オーディオデータ以外のデータも収録可能で、外付けのUSBハードディスクドライブとして使用することができる。
プレーヤー本体の表示部にはブルーバックライト付LCD(160x120ドット)を採用し、暗い場所でも曲名などをはっきりと見ることができる。また、明るい場所でも表示を見やすくするために、ホログラフィックシート(赤色)を採用している。表示言語は、日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語の5ヶ国語から選択できる。
電源には独自開発のアドバンストリチウムイオン充電池を採用。小型、軽量ながらも約18時間の連続再生が可能。付属のACアダプターを使用して、約3時間半で充電が完了する。
大きさは72.5x22.3x112mm、重さは180g(本体のみ)。ボディ素材にはアルミ合金を採用。ワイヤードリモコンも付属する。
発売は2002年6月22日より。価格はオープン。
<コメント>
ここへ来て、HDD搭載プレーヤーも一定の市場を形成するような勢い。競合モデルが増えることで、今後は大きさやスタイルだけでなく、HDDならではの大容量を生かした使い勝手の良さが求められていくだろう。
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