アップルは、ハードディスクを内蔵した携帯型デジタルオーディオプレーヤー「iPod」の新しいラインアップ3モデルを発表した。
5GBモデルは従来と同じスペックで36,800円と値下げされた。
10GBモデルは47,800円で従来モデルと比べて10%薄い18.4mmとなった。
最大容量の20GBモデルは59,800円で、厚さ21.4mmの重量204gと多少大型化している。
10GBと20GBモデルでは、従来のスクロールホイールに替えて業界初のソリッドステート方式タッチホイールを搭載。駆動部分がないため、ほこりや汚れ、砂に強く、耐久性が向上している。
また、新たにアップル製のキャリングケースとワイヤードリモコンも発売。10GBと20GBモデルでは標準付属する。
さらに、3モデルともMac版とWindows版の両方が提供される。
Mac版のiPodにはアップルのデジタルミュージックソフトウェアの新バージョン、iTunes 3が付属。ユーザが設定した一定のルールにしたがってプレイリストを自動的に更新するスマートプレイリスト、曲ごとの音量のちがいを解消して一定音量での再生を可能にするサウンドチェック機能、Audible.comで提供されるAudibleファイルのサポートなど数々の新機能が追加されている。
Windows版のiPodには、MUSICMATCH Jukeboxが付属。PCにつなぐだけで自動的に内容がアップデートされるというアップル独自のAuto-sync機能もサポートしている。
Mac版iPodは2002年8月上旬より、Windows版iPodは同8月下旬より販売予定。
<コメント>
様々な憶測を呼んでいた新世代iPodだが、素直に性能を向上させたような印象。中ではより薄くなった10GBモデルのコストパフォーマンスが高いように思える。
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