ケンウッドは、最新のサラウンド技術を搭載し、Net MDにも対応したDVDハイエンドシステム「Digital Avino VC-7DVD」を2002年9月下旬より発売すると発表した。
「VC-7DVD」は、新開発「V.F.S. バーチャル・フロント・サラウンド」を搭載。SRS社との協業のもと、KENWOODが自社開発したサラウンド回路「V.F.S.バーチャル・フロント・サラウンド」を搭載。このサラウンド技術により、リアスピーカー無しでも臨場感溢れる自然なサラウンド効果を実現している。
Net MD規格対応しており、VC-7DVDとパソコンをUSB接続し、付属のアプリケーションソフト「Mulia」をパソコンにインストールすれば、CDや音楽配信サービスからパソコンに記録した音楽データをMDに高速転送できる。また、MP3やWAV形式の音楽データも「Open MG」形式に変換してMDへ高速転送することが可能となっている。
付属のケンウッド・オリジナルのパソコン用アプリケーションソフト「Mulia:ミューリア」は、パソコン内の音楽ファイルの管理・編集やWAV、MP3ファイルを著作権保護された「OpenMG」形式へ変換が可能。
また、インターネットで「Gracenote CDDB」にアクセスし、音楽CDのタイトル情報の取得などに対応した。また、圧縮データを高音質に再生する「Supreme:サプリーム」も搭載しており、パソコン上で音楽ファイルを再生する際も高音質な音楽再生が可能となっている。
2002年9月下旬発売予定。価格はオープン。
<コメント>
経済紙では良い話を聞かないケンウッドだが、オリジナルのPCソフトウェアを開発するなど、EMD関連技術へのコミットが強いメーカーの一つ。DVDシステムの一部ととしてでも何とか個性の一つとして技術を維持してほしい。
関連リンク:ケンウッドの発表リリース |