2002/09/04

オンキヨー、「Net-Tune」対応AVアンプを発表

 
 オンキヨーでは、ルーカスフィルム社のTHX Select規格に準拠し、7台のパワーアンプを積載したAVセンター「Integra TX-NA900(N)」を2002年10月16日より発売すると発表した。

 TX-NA900に搭載されるNet-Tuneはネットワーク間で音楽ファイルやコントロール信号を通信することを目的にオンキヨーが開発したプロトコル。
 ポータルサイトを介してインターネットラジオに接続して世界各国の音楽を居ながらにして楽しんだり、パソコン(サーバー)にアクセスしてプレイ・リストから希望する曲を選曲して、2チャンネルで、あるいはドルビープロロジックUやDTS Neo:6の回路で5.1chに配分した高品位なサラウンドで楽しむことができる。

 また、MP3やWMA、WAVE FILEのデコーダーを搭載しており、ネットワークを介して得られる主要な音楽ファイルを再生可能。

 Net-Tuneを利用するには、パソコンはWebブラウザをブロードバンド環境で使用され、かつスイッチングハブ機能とDHCPサーバー機能を搭載したルーターを使用されていることが必要条件。またパソコンのスペックはOSがWindows 98SE/ME/XP、CPU はPentiumV 600MHz相当以上。
 さらにパソコンのファイルを呼び出すには、Webによる無料配布予定の専用のアプリケーションをインストールする必要がある。

 なお、著作権保護のため、イーサーネットから入力した信号はデジタル出力できず、Net-Tuneのロゴのある専用クライアント以外では使用できない。

 希望小売価格は200,000円。

<コメント>
20万円もする高級オーディオアンプに圧縮オーディオに対応する機能をつけて意味があるのかという議論はありそうだが、音質の良し悪しは別にして家庭内のオーディオを統合して管理しようと言う取り組みとして評価できる。

関連リンク:オンキヨーの発表リリース
 
 
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