2002/09/09
ソニー、バイオとAV機器をネットワークでつなぐレシーバーを発表
ソニーは、バイオとAV機器をネットワークで接続し、バイオのハードディスクにストックされたテレビ番組や音楽、静止画を、離れた場所にあるテレビやオーディオ機器で楽しむことができるレシーバー「ルームリンク(PC-NAMR1)」を発表した。
「ルームリンク」とテレビやオーディオをAVケーブルでつなぎ、「ルームリンク」とバイオの間はネットワーク(LAN)ケーブルで接続。「ルームリンク」が中継役となり、バイオにためたテレビ番組・音楽・写真を、離れた場所のテレビやオーディオ機器で再生・表示できる。
文字が大きく、わかりやすい操作画面をテレビ側に表示。付属の専用リモコンを使って、AV機器感覚で操作できる。
音楽については、バイオの音楽管理・再生ソフトウェア「SonicStage(ソニックステージ)」で管理されている楽曲を、ホームネットワークを通じてテレビで再生することができる。テレビ画面に一覧表示される楽曲の中から、聴きたい曲を選んですぐに再生。リモコンによる曲の頭出しや早送り/早戻しのほか、リピート再生やシャッフル再生も可能。
さらに、「ルームリンク」は光オーディオケーブルを装備しており、オーディオ機器とつなげば、さらに高音質で音楽を楽しむことができる。
再生できるファイル形式は、ATRAC3、ATRAC3plus、WAVE、MP3。なお、WMA形式、および音楽配信サイトで購入した楽曲などの著作権情報の付加されたデータの再生はできない。
「ルームリンク」の動作対象機種は、Windows XP Professional / Windows XP Home Editon を搭載したバイオ。付属のソフトウェア「VAIO Media Ver.2.0」「VAIO Media Platform Ver.2.0」をインストールする必要がある。
2002年11月上旬発売予定で価格はオープン。
<コメント>
今や家庭内に複数のPCがあることは珍しくなく、デジタルコンテンツの共有へのニーズは高まりつつある。著作権保護の観点から単なるファイルの共有では問題が多いが、対象をバイオと限定し、AV機器との連携も謳うことで、家庭内PC間のデジタルコンテンツの共有を実現している取り組みは興味深い。
関連リンク:
「ルームリンク」の製品ページ
「VAIO Media(バイオ・メディア)」 の製品ページ
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