2002/10/03

ケンウッド、独自オーディオフォーマット「KSF」対応の
HDDカーナビを発表

 
 ケンウッドは、独自圧縮フォーマット「KSF」に対応したHDDカーナビゲーションシステム3モデルを10月中旬より発売すると発表した。

 セコムのセキュリティサービス「ココセコム」に対応可能な「HDZ-2500シリーズ」2モデルと、独自のメカ機構「Zactionmecha」を搭載した1DN/TVモニタ一体型の「HDX-700」が用意される。

 すべてのモデルで16GBハードディスクドライブを搭載。航空写真地図(スカイクルーズビュー)などリアルさ、見易さ、分かりやすさを実現した地図表示機能を搭載している。

 同時にハードディスクドライブにはユーザー・カスタマイズが可能な領域を設定し、ユーザーが自由に編集できる機能を搭載している。

 その一つ、Music Cellar機能では、ケンウッド・オリジナル音楽圧縮フォーマット・KSF(kenwood Sound Format)のアプリケーションを使用して、圧縮された音楽データをパソコンからメモリースティック経由でHDDに転送・保存することができる。ユーザー領域は2GB。

 まず最初に、HDDナビに内蔵されるハードディスクドライブに記録されている「KSF専用アプリケーション」をメモリースティックを使い、内蔵ハードディスクドライブからコピーして、パソコンへインストール。
 パソコン上で「KSF専用アプリケーション」を使い、音楽データを作成。
 作成したKSF音楽ファイルを、メモリースティックを使い、パソコンからHDDナビに転送・保存する。転送した後、メモリースティックには、KSF音楽ファイルは残らない。

 「KSF専用アプリケーション」はファイル容量約5.3MB。Windows98SE以降に対応し、Macintoshでは利用できない。

 HDZ-2500シリーズは7型TVモニタをセットにした「HDZ-2570iTS」が240,000円、本体のみの「HDZ-2500iS」が165,000円。HDX-700は250,000円。

<コメント>
独自フォーマットを採用したのは著作権保護を考えてのことだろう。やり方としてはうまくできているが、アプリケーションの使い勝手で評価は分かれるだろう。

関連リンク:ケンウッドの発表リリース
 
 
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