オンキヨーは、新開発のネットワークプロトコル：Net-Tune（ネット・チューン）による本格的なホームネットワークオーディオ機器の第一弾製品：NC-500(S)を発表した。
Net-Tuneは、コンピュータのネットワークでは一般的なEthernetを介して、デジタル音楽を家庭内で配信、従来のオーディオ機器に匹敵する音質と操作性を実現するオンキヨー独自開発のプロトコル。
リアルタイムな音楽データの送受信に最適化した制御方法により、選曲から再生までストレスなく、通常のオーディオ機器に匹敵する快適な操作性で音楽を再生することが可能。
デジタル音楽コンテンツの保護に配慮し、著作権保護されている音楽データは再生できない。また、ネットワークを経由して音楽データをデジタル録音することもできない。
NC-500(S)は、ホームネットワークにEthernetケーブル1本で簡単に接続ができ、ホームサーバーに 蓄積された音楽データをデジタル転送してストリーミング再生することができる。
ホームサーバー内に蓄積されたMP3、WMA、WAV形式の音楽データから好きな曲を呼び出して聞くことができる。Ethenetハブを経由して複数のNC-500を同時使用することもできる。
D/A変換の際に発生する有害なパルス性ノイズを全く含まず、滑らかな信号を生成していく「VLSC（Vector Linear Shaping Circuitry)」回路（特許出願中）を搭載、MP3やWMAなどの圧縮データの再生でもハイクォリティな音質で楽しむことができる。
また、ブロードバンド環境が整っている場合には、インターネットラジオを直接受信することができる。 Imerge社との提携により、インターネットラジオのポータルサイトに登録されたインターネットラジオ局の中からお好みの局を選択して、世界に流れるラジオ放送を楽しむことができる。
NC-500(S)は、2002年12月に発売予定。希望小売価格は50,000円。
＜コメント＞
インターネットラジオの受信機はいくつか出始めているが、家庭内に蓄積したサーバ内の楽曲をストリーミング再生するという仕組みはまだ珍しい。著作権保護に配慮して著作権保護された楽曲ファイルが再生できなくなっているが、これさえクリアできればPCを介さない音楽配信モデルが出来上がる。
関連リンク：オンキヨーの発表リリース |
