2003/02/06

ソニー、アイワブランド初の“Net MD”対応商品など発表

 
 ソニーマーケティングは、アイワブランド商品として初めて"Net MD"規格に準拠するNet MDデスクトップオーディオ『ADN-1』、ポータブルNet MD『AM-NX1』他、新アイワロゴを冠した新商品12機種を順次発売すると発表した。

 『ADN-1』は、Net MDをサポートしたデスクトップオーディオシステム。Net MD対応のMDレコーダ、CD、最大出力2W×2chのアンプを内蔵した本体、スピーカーなどで構成され、MD部はMDLPにも対応。CDからMDへの4倍速録音も行なえる。Net MD用のソフトは「SonciStage Ver.1.5」が付属する。

 スピーカーは、前面上部にアクティブスピーカー、前面下部にパッシブスピーカーを配置したパッシブラジエータ方式。小型ながら豊かな低音を再生するという。また、操作ボタンにはタッチセンサーを採用し、MD部やCD部を格納する正面カバーは左右方向にスライドする。

 本体部の外形寸法は79.2×192×221mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。スピーカー部のサイズは100.5×192×221mm(同、1本)、2.4kg(2本)となっている。外部出力端子として、ヘッドフォン端子、アナログ出力を装備。専用リモコンが付属する。

 発売日は3月10日で価格はオープンプライス。

 『AM-NX1』は、Net MD対応ポータブルMDレコーダ。パソコンから最大約64倍速の高速転送が行なえる。ATRAC用のDSPには、フルサイズMDレコーダ「MDS-JE780」などに搭載する「TYPE-S」を採用。MDLPモード再生時でも高音質で楽しめるとしている。

 耐振機能として新たに「E・A・S・S GP」を搭載。焦点合わせ、ピックアップのズレ戻し、音楽データの高速読み込みの3動作を、振動を受ける毎に0.3秒で行なう。これにより、連続した振動でも音飛びの心配はほとんどないとしている。

 電源にはニッケル水素充電池を使用し、持続時間は標準モードで約31時間、LP2モードで約38時間、LP4モードで約45時間。アルカリ単3電池1本との併用も可能で、その場合は最大約114時間(LP4モード)の連続使用が可能。充電時間は約3.5時間となっている。

 外形寸法は80.3×17.9×74.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約85g(本体のみ)。リモコンは液晶バックライト付きでカナ漢字表示にも対応する。

 入力端子はUSBのみ。付属ソフトは「SonicStage Ver.1.5」。

 発売日は3月20日で価格はオープンプライス。

<コメント>
ソニーのブランドとして仕切直しとなったアイワの新製品。デスクトップはソニー製品ほぼそのままだが、ポータブルは入力をUSBのみにするなど、パソコンの周辺機器とでも言うような性格付けはユニーク。

関連リンク:ソニーの発表リリース
 
 
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