2003/03/14
サンディスク、世界最小「miniSDカード」を発表
サンディスクコーポレーションは、高容量のメモリーを必要とする次世代携帯電話市場に向けた世界最小のメモリーカード「SanDisk miniSDカード」を発表した。
miniSDカードは、従来のSDカードとの互換性を持つ超小型のフォームファクタとして、SDアソシエーションによって共同開発され、先頃採用された新規格のメモリーカード。
大きさは、幅20.0mm、奥行き21.5mm、厚さ1.4mmの親指サイズほどの正方形で、表面積は430平方mm、体積は602立法mm。従来のSDカードに比べ、表面積で40%以上、体積で60%以上の小型化を実現、これまでに発表されたメモリーカードでは世界最小サイズとなる。
新規格は、コンテンツ保護(CPRM)によるセキュリティ機能など、従来のSDカードと同様のインターフェースを使用しており、ソフトウェアや電子的に互換性を持つ。
サンディスクでは、2003年3月よりOEM顧客への16MBタイプの出荷を開始予定。同第2四半期より、日本での32MB、64MBタイプのリテール販売を開始、同下半期には全世界での販売を計画しる。128MBと256MBのタイプについても、今年下半期の出荷を予定している。
リテール販売では、既存のSDカードスロットにも対応するため、カードアダプタとのセットでの販売を予定しており、価格は32MBタイプのカードアダプタを含んだ価格で従来のSDカードとほぼ同じに設定される予定。
<コメント>
最近増えてきた小型メモリーカード規格。すでに既存の規格が256MB超に移っているだけに16MBや32MBではもの足らない気もするが携帯電話分野ではそれなりに市場があるかもしれない。小型化により製品デザインの自由度が上がるのは確かなので、下半期に大容量で出てきたときにはオーディオプレーヤーの対応が注目される。
関連リンク:
サンディスクの発表リリース
過去の記事↑
Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.