パナソニックマーケティング本部は、世界で初めてパソコンとAV機器間での音楽(MP3/WMA)・写真(JPEG)デジタルデータの保管・再生・検索システムであるHighMAT(High performance Media Access Technology ハイマット)を搭載した民生用AV機器3機種を2003年4月20日より順次発売すると発表した。
発売するのはMDステレオシステム「SC-PM77MD」、DVD/CDプレーヤー「DVD-S75」「DVD-S35」。いずれもオープン価格。
HighMAT対応AV機器では、HighMAT搭載のパソコンで記録されたJPEG、MP3、WMA等の数百曲のデータを簡単に検索し、再生することができる。
従来、楽曲の選曲は、ファイル名を検索キーとしていたが、HighMAT対応製品では、タイトル名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名などのさまざまな項目により、選曲が可能となる。また、デジタルカメラで撮影したJPEG画像はイベント名などでも選択できるなど利便性が向上している。
対応PCアプリケーションソフトは、マイクロソフト社から「Windows Media 9 シリーズ」他、製品の発売までに順次サポートが開始される予定。また、BHA、アプリックス他からHighMATをサポートするソフトウェア製品がリリース予定となっている。
<コメント>
MP3-CDプレーヤーの発展規格となるHighMAT対応製品がいよいよ発売。著作権保護をサポートしていないため詳細に取り上げることはしないが、ソニーがMDをNetMDとしててこ入れする対抗として松下がCDをてこ入れしていると言う構図を描くことはできる。
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