2003/04/17

D&M、SONICblueのRio/ReplayTV部門を競売で落札

 
 ディーアンドエムホールディングス(D&M)は、米SONICblueのデジタル・ビデオ・レコーダーおよびMP3事業の落札に成功、ReplayTVおよびRioブランドを含む同事業を3,620万米ドルで購入すると発表した。

 入札は2003年4月15日、カリフォルニア州サンノゼの米連邦破産裁判所による競売を通じて行なわれた。買収手続きは10日間前後で終了する予定。

 D&Mは、在庫、売掛金、知的財産、資本設備を買い取り、一部の契約関係と負債も引き継ぐ。Replay TVの全顧客もそのまま受け継ぎ、Replay TV及びRio製品の開発・製造・販売を行なっていくとしている。

 過去12ヶ月間の売上は、ReplayTVが約2,200万ドル、Rioが約6,200万ドル。

 また、D&Mは米国の子会社ディーアンドエムホールディングス U.S.にデジタル開発部門として子会社Digital Networks North America (DNNA)を設立、買収したReplayTV及びRio事業はこの部門に統合する。

<コメント>
一度は買収交渉が決裂したが、競売手続きによって予定通りRioブランドはD&Mのもとへ。リリースの中にはDNNAという新しい体制も触れられているが、日本市場への取り組みは述べられていない。

関連リンク:ディーアンドエムホールディングスの発表リリース
       SONICblueの発表リリース
 
 
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