2003/04/29

アップル、第3世代iPodを発表

 
 アップルコンピュータは、HDDオーディオプレーヤー「iPod」の第三世代目となる新モデルを2003年5月9日に発売すると発表した。

 HDDの容量により、10GB「M8976J/A」、15GB「M8946J/A」、30GB「M8948J/A」の3モデルが用意され、OSは、Mac OS X 10.1.5以降、Windows Me/2000/XPに対応する。

 第三世代のiPodは、厚みが15.7mm(30GBモデルは18.7mm)と従来モデルより薄くなり、重量も27g軽い158g(同176g)になった。

 操作部は、従来ホイール形状のパッドの円周上に配していたMENUや、再生など4つのボタンをホイールとディスプレイの間に配置。全てタッチセンス方式となっており、バックライトを内蔵し自発光する。

 インターフェースはiPod Dock経由で専用変換ケーブルでパソコンのFireWire/USB 2.0端子に接続する形式に変更された。iPod Dockはシンクロや充電に利用できるほか、オーディオライン出力も装備。15GB、30GBモデルにはiPod Dockが付属する。

 再生対応フォーマットはMP3、WAVに加え、MacintoshではAAC、Audibleにも対応。新機能の「On-The-Go」によりiPod上で直接プレイリストを作成することが可能なほか、各曲にレートをつけることができる。

 付属のCDには、Mac OS X用「iTunes」と、「MUSICMATCH Jukebox Plus 7.5」が収録される。

 アップルストア直販価格は10GBモデルが36,800円、15GBモデルが47,800円、30GBモデルが59,800円。

<コメント>
びっくりするような仕掛けはないものの、熟成を重ねている印象のあるiPod。MacとWindows両対応になると共に標準フォーマットをAACとしたことが特徴。容量も大きくなり、HDDプレーヤーは容量競争が加速する様相。

関連リンク:アップルコンピュータの発表リリース
 
 
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